兼業トレーダーである私も、ほとんど毎日同じスケジュールで日々が過ぎていく。朝起きて、出勤して、夜まで働く。同じような人が多いと思う。
主婦トレーダーも同じく朝から晩まで家族のために働いていることだろう。
単調な生活にFXという刺激を求めているのではないだろうか。
あなたが、FXをやりたいと思うのは、お金を稼げる可能性があるという夢を追いかけているのかもしれない。
そういうトレーダーは負けてもFXが楽しいと感じているはずだ。
残念ながら、FXをすることが楽しいと感じている人は手法が完成していないという裏付けになる。
手法が完成すると、FXも同じことの繰り返しになるのだ。日々の生活の一部にFXが組み込まれ、同じエントリーポイントでトレードするだけになる。
そこには、刺激も感動もない。ただ、同じことを繰り返す継続性だけの世界だ。
あなたも、FXで刺激を感じていないだろうか。即ちそれは、負け組トレーダーと同義である。
逆説的ではあるが、トレードではなく相場と向き合うこと自体は面白い
相場は面白い。勉強してもしたりないほどの魅力がある。ひとつ気になるとどんどん深掘りしてしまう。調べることもたくさんある。終わりがないゲームのようである。
手法を極めたと思ってもまだ先がある。
もっと上達しなくてはならない。
経験年数だけでは負け組のまま
FXという世界は、経験年数で技術が上がる世界ではないということを理解するべきである。毎回もっともな理由を付け、適当な予測でトレードするだけで、プロに太刀打ちできるわけがない。
これは、バッティングセンターに通ってるだけで、プロ野球選手を目指すようなものだ。そんな選手は聞いたことがない。
だから、何年もトレードをしているのに勝ちきれないトレーダーが後を絶たないのだ。
では、数年で勝ち組トレーダーになる人となれない人は何が違うのか。
決定的な差があるのだ。それは、自分で考えてトレードをしていないのだ。
負け組トレーダーはそんなことないと反論するだろう。
では、ひとつ問いたい。
あなたは直近でトレードした根拠を述べることができるだろうか。
根拠を述べることが出来たのなら、あなたはその根拠で過去に稼いだことがあるのだろうか。
そして、通貨ペアや時間足の条件も同じであったか覚えているだろうか。
その根拠で期待できる勝率はどれぐらいだろうか。
その勝率の時のリスクリワードはいくつだろうか。
この程度の基本的なことをすぐに回答できないのであれば、実戦トレードをするレベルではない。適当にトレードをしているのと変わらない。
考えないトレーダーは勝ち組トレーダーの餌にならないようにして欲しい。
FXにおける勝率と結果の感じ方について
FXは勝率が60%でも悪い気分?
FXで勝つためには、手法のリスクリワードと勝率が重要になります。
私は、おおよそリスクリワードが1対1ちょいなので、勝率がそのまま成績になりますが、勝率が60%ぐらいだと、精神的には負けたトレードの方がイメージが強く残るので、負け越してるような気分になります。
トレード日誌(成績表)をつけているので、後から勝ち越して(だいたい勝率60~65%)いたことは数値で分かるですが、余裕で勝っているという感覚は全くありません。むしろ、負けが多いなと感じているぐらいです。
トレード初心者は、急にトレードが圧倒的に上手くなり、勝てるようになると考えているかもしれませんが(かつて私のように)、実際(感覚的に)は結果として勝っているだけなのです。
この感覚は、経験を通して体験しないと分からない境地かもしれません。
過去の実績から、ある程度の結果(未来の予測)が出ることが分かっているから、現在(目の前のトレード)を淡々とこなすことができるのです。
これは、言葉の理解だけでは分かりません。
勝率60%ですら、負け越している気分になります。もちろん、資金は徐々に増えていきます。
ここで、負け越していると感じてしまう心を折らずに、トレード生活を維持できるかどうかがトレーダーとしての分かれ道だと考えています。
では、また次回。
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