安く買い、高く売るがFXの基本と思っているあなたは、負けているのではないか。
FXは、通貨ペアと呼ばれているそれぞれの通貨の価値が変動相場の中で動いている。1ドル100円は、1ドルの価値が100円ということだ。FX初心者は、例えば1ドル100円~120円の期間が長いとすると、そこが、適切価格(レート)だと思い込んでしまう。
それも無理はない。世の中のほとんど物には、価格が設定されている。無料の物だって、0円という価格だ。
あなたは、価格設定された世界で生活している。だから、全てのものが高い、安いという価格世界の中で判断している。
同じものであれば安い方が良い、価格が同じであればより高品質なものを。という風に。
その世界観で生きてきたあなたは、FXも同じように見てしまう。1ドル150円になれば、ドル高円安だから、売り(ショート)で入ろうと。
だが、考えてみて欲しい。FXは2通貨の価値が変動しているものだ。そこには、適正価格なんてものは存在しない。FXには定価なんて概念はない。どこまでも値下がりもすれば、値上がりもする。
今後の価格(レート)を判断するのに、過去の価格(レート)より高いか安いかという値ごろ感で判断するのはあまりに稚拙であることを認識して欲しい。
価格(レート)は、価格(レート)で予測できない。
では、また次回。
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