FXで勝てるようになるまでの話(5)

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今回も前回に続き、私のFX初心者時代の話をさせて頂きます。

長くなってきましたが、飽きずに読んでみてください。

さてさて、損小利大の手法が自分には合わないと考えた私はとりあえず勝率50%以上でリスクリワード1:1となるような手法を開発できないかを検討しました。リスクリワードが1:1というのは、どういうことか分かりやすく言うと、トレードでエントリーした後の利益と損失が同額ということです。

つまり、リスク=リワード(分かりやすくスプレッドは無視しますね。)なので、2回に1回以上勝てる手法を探せば良いことになります。いかがでしょうか。少しはシンプルに考えられるのではないでしょうか。

さて次に悩んだのは、ローソクの時間足はどの時間足が最適なのかということでした。

フォレックステスター(FXの検証ソフト)では1分足のチャートは若干荒いデータなので、5分足から順に長時間足を見ていったのですが、ここでもあることに気がつきました。

それは、時間足が長いほど世間一般で言われているチャートパターンが有効に機能しているということでした。
チャートパターンというのは、例えばヘッドアンドショルダー、ダブルトップやダブルボトム、フラッグ、ソーサートップやソーサーボトム等他にも沢山あります。

相場は人間の心理(心理も影響して位でしょうか)により動いているので、過去からチャートを見てみると、同じようなチャートの形を繰り返しているのが分かります。その繰り返す同じパターンの代表的なものがチャートパターンです。

チャートパターンを詳しく知りたい方は「先物市場のテクニカル分析 ジョン・J.マーフィ <https://a.r10.to/hb3WAo>」という本をご覧頂ければ色々と説明されているので参考になるはずです。

このような基本的なチャートパターンを1つずつ検証していきました。様々な時間足のチャートを表示させ、本当にチャート上に表れているのか確認していったのです。

この作業は、非常に膨大な時間が掛かるのですが、「手法」って何?というところからスタートしていることを考えれば、前に進んでいることを嬉しくも感じていました。

検証を重ねた結果、先程記載したとおり、長時間足の方がチャートパターンが分かりやすくチャートに表れていたのです。もちろん、長時間足の方がより多くのトレーダーに見られているからそうなるのですが、そのような裏付けよりも結果としてチャートパターンは長時間足のが分かりやすく表示されているんだというのが非常に大きな収穫でした。それまでは、短時間足(5分足や15分足)でテクニカル分析を行いトレードしていたわけですからね。後になって分かったのですが、短時間足では、テクニカル分析ができないわけではなく、難易度が高いのです。

話がズレますが、このように世間で言われていることを自分で経験して学ぶということは非常に大切なことですので、皆さんも自分の経験値として学ぶ努力を積極的に行うようにしてください。

しかし、長時間足の方がテクニカル的には分かりやすいとはいえ週足では綺麗なチャートパターンが表れてもトレード機会が少なすぎるので厳しく、1時間足より短い足だとチャートパターンが少し荒くなる(機能しないケースが多くなる)印象だったので、4時間足を主力の時間足としてトレードすることにしたのです。

結果として、4時間足を選択したことは正解で、兼業トレーダーの私でもトレードチャンスをほとんど逃すことがなく、4時間に1つのローソク足が作られるのでゆっくり考えながらトレードに取り組むことができました。このゆっくり考えながらチャートと向き合えた経験が、その後の相場認識力を大きく高める要因にもなっています。

色々と書いてしまいましたが、ここまでで、リスクリワードが1:1、勝率は50%以上、ローソクの時間足は4時間足、あとはチャートパターンで分析を行うというところまで手法を絞りました。

どのチャートパターンが有効に効いており、手法として使うのがベストかということをフォレックステスターで検証して探しましたが、なかなか勝てそうなチャートパターンを見つけることができませんでした。一見良さそうでも、繰り返すとどうしても負けてしまいました。検証ソフトでですが、、

もちろん、後になってからチャートを見れば、綺麗にチャートパターンが発生していることは分かりますが、単にチャートパターンだけを手法として繰り返しトレードしてもなかなか利益が残せず勝ち越せなかったのです。

中々糸口が見つけられず、様々なチャートパターンを使い毎日のように検証していました。検証に少し飽きてきた頃(永遠に成長しないのでは無いかと諦めかけていた頃)にさらに重要なことに気がついたのです。それは、マルチタイムフレーム(短時間や長時間のローソク足を比較する)分析がそんなに役に立たないということでした。賛否両論ありそうですが。

一般的にローソク足は、短時間足より長時間足の方が影響力が強いから、短時間足でトレードするときは、長時間足のトレンドに逆らってはいけないという考え方があります。

今度はそれが本当に使える分析方法なのかを検証することにしたのです。

長くなりましたので、また次回。
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