FXで勝てるようになるまでの話(4)

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今回も前回に続きからFX初心者時代の話をさせて頂きます。

私はフォレックステスターを使ってテクニカル分析に基づいたトレードを極めるべく手法の開発をすることにしました。しかも、インジケーターを表示させずにローソク足のみで勝ち続ける方法を開発しようとしていました。

当時の私からしたら本当に無謀な挑戦でした。

まず手法の開発として取り組んだのは、ローソク足のヒゲの形に注目して取引する方法でした。長いヒゲが表れたら、逆バリをするといったシンプルな方法でした。それをフォレックステスター上で繰り返し検証をしていましたが、やはり、繰り返すと検証ソフト上とはいえ利益が残らなかったのです。今なら、それでも勝てそうな気もしますが、当時の私には無理でした。

このように様々な視点から当時の私が考えうる限りのローソク足だけの手法を思い付いては検証して、勝てなくて、また新しい手法を思い付いては検証してという作業を繰り返し続けているうちにあることに気がつきました。

そもそも「損小利大」ってほんとに勝てる思考法なのかということでした。
例えば、リスクリワードを1:3の手法だとすると勝率が25%以上なら、利益が残る計算になります。

しかし、フォレックステスターというデモ環境ですら、いくら資金が増えていくとはいえ、勝率25%ではほとんど負けているような気になるのです。つまり、勝率が低い手法では損小利大による結果として勝てていてもストレスが溜まるのではないかということに気がついたのです。

手法とは繰り返しながら、資金を増やしていく投資をするためのルールのことです。しかしながら、どんなに資金が増えるとはいえストレスが溜まり過ぎてしまうなら、それは本当に勝てる手法とは呼べない気がしていました。ストレスが溜まる手法では途中でルールを破ってしまう確率が上がると考えたのです。ここで、私の性格には損小利大による勝率の低い手法は合わないと分かりました。

つまり、私は勝率が40~50%以上ある手法でなければ、メンタルが安定せず継続して手法を守り続けることができないと判断しました。つまり、勝率が低い手法ではリベンジトレードに走りポチポチ病になりそうな気がしていたのです。

当たり前ですが、補足すると勝率が50%以上であれば、リスクリワードが1:1でも資金が増えていくことになります。

少し手法の説明になりますが、一般的にトレードというのは、勝率を求めるとリスクリワードが小さく(損大利小)なり、勝率を求めないとリスクリワードが大きくなります(損小利大)。それだけのことなのです。

世間では、損小利大が良いと言われている理由が私には分かりませんが、あまり意識しない方が良いです。ただ、あくまで勝率とリスクリワードを考えた手法にするということなので、無限ナンピンをするというようなことではありません。

だから、手法は絶対に損小利大でなければいけないということではありません。特に初心者トレーダーの方には重要な思考法になります。
今だから分かりますが、自分の性格にあった勝率とリスクリワードを選択して手法を作るということが何よりも重要なのです。他人の手法を聞いても勝てるようにならないのであれば、その手法に必要な意識と自分の意識が噛み合っていないのかもしれないということです。

長くなりましたので、また次回。
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