FXトレードを始めて、勉強や実戦での経験が進んでくると、自分はどのトレードスタイルで戦っていくのが良いのか悩むことがあります。本記事では、トレードスタイルをお悩みの方に、サラリーマン兼業トレーダーである私が辿り着いたひとつの答えを書いています。是非、最後までお読みください。
目次



FXでは時間軸に応じて、下記3つのトレードスタイルに分けて考えることが一般的となっています。
私は、その中でも「スイングトレード」というスタイルを選択しているのですが、なぜ、「スイングトレード」を選択したのかということについて解説していきます。
FXに限らず株や先物取引などの変動相場の世界ではポジション(取引銘柄)を保有している時間の長さに応じて、3つの取引スタイルに分かれています。
- ①スキャルピング(超短時間取引) :数分から数十分で終了する取引
- ②デイトレード (日を跨がない取引) :当日中で終了する取引
- ③スイングトレード(数日以上の取引):数日から数週間で終了する取引
このように1回の取引時間に応じて、トレードスタイルというものが分けられています。トレードスタイルを分けるということは、この3つのスタイルでは相場での戦い方が若干異なってくるということを意味しています。
結論になりますが、私がスイングトレードを選ぶ理由は、個人トレーダーがFXの世界でプロ(機関投資家や凄腕トレーダー達)を相手に戦うことを考えた場合、唯一対等に勝負することができるスタイルだと確信しているからです。
一方で、スイングトレードというスタイルは、実は個人投資家の間では全く人気が無い取引スタイルでもあります。なぜなら、スイングトレードでは1回の取引時間が数日に及ぶため利益が出るのに時間が掛かるからです。
FXを始める方は、すぐに大金を稼ぎたいと考えて参加するわけですから気持ちもよく分かります。人気のあるスキャルピングであれば短時間で何回も取引ができるのです。チャンスが多そうな気がしてきますよね。スキャルピングは、スイングと違って取引を沢山するのでトレーダーとして頑張っているような気にもなりますからね。
しかし忘れてはいけません。利益もすぐに確保出来るスタイルなのですが、損失を重ねるのも早いということです。
FXに参加してくる人は、私も含め自己肯定感が高い人がほとんどではないでしょうか。
自分のことを優秀だと思っているからこそ、FXの世界にやってくるような気がします。
そのような人は、FXで取引すればするほど稼げると先入観で考えてしまっているのです。
自分に自信がある初心者は、ゆったりスイングトレードで少しずつ稼ぐなんてのは面倒なので避けてしまいます。
これを読んでいるあなたには冷静になって考えて欲しいのです。
「FX相場はプロの投資家がうごめいている世界」だということです。
そんな過酷な世界で何度も取引(戦って)をして生き残ることができるでしょうか?
答えは「No」です。
我々のような個人投資家がプロの投資家相手に何度も勝ち続けることは非常に困難だと考えています。勝てないと言っているわけではありません。でも、勝てるチャンスというのは想像しているよりも遥かに少ないということを伝えたいのです。
徹底した準備に時間を使い、戦略を練り、自分が勝てる得意な陣形になるまでひたすら我慢し続けるのです。私は、チャンスを待つまでに半年程エントリーをしないことも1度だけありました。それぐらいシビアな世界なのです。
例えると、スキャルピングはプロ野球の投手相手にシーズン通して草野球経験者がヒットを打ち続けようとしているのと同じだと言えます。
当たり前ですが、一般人では当然ながら無理です。プロでも難しいのですから。
しかし、プロ投手が失投したチャンスボールだけを待ってヒットを打つ作戦であればどうでしょうか。もちろん難しいのですが、少しチャンスがあるような感じがしませんか。
そして、FXは幸いなことに見逃し3振というルールがありません。自分に都合が悪ければ取引を一切しなくても問題ありません。
勝てる状況になるまで何度見逃しても良いのです。そこが、我々個人投資家の有利な点とも言えます。
私は、この少ないチャンスを待って戦うからスイングトレードで勝負する形に落ち着いたとも言えます。
個人投資家である我々は、スイングトレードでゆっくり戦略を練り、得意な陣形が完成するのを待つことでプロの投資家相手にも五分の戦いを挑めるのです。
短い時間足での取引は、スイングトレードで勝てるようになってからでも遅くはありません。
FX相場は逃げませんから、焦らずに向き合っていきましょう。



FXのトレードスタイルには、スキャルピング、デイトレード、スイングと色々種類があります。
そこがFXの魅力の一つでもある訳ですが、1回あたりのトレードで狙える利益と損切りという点で考えてみると、スキャルピングは利益も損切りも小さく、デイトレードは中間、スイングは両方とも大きくなります。
トレードスタイルの選択に大きな影響を与える要素は、手数料(スプレッド)です。
FXでは、トレードスタイルに関わらず、スプレッド幅は固定(トレードスタイルによって変わらないという意味)で設定されています。
つまり、スキャルピングだと利益も損切りも小さい幅でトレードを行うので、スプレッドの割合が相対的に大きくなります。ということは、非常に不利な状況からトレードをするということになります。
だから相対的にスキャルピングは難易度が高いのです。
「勝率」についても考える必要があります。
FXの世界では、勝率というのは、リスクリワードと関係する項目となりますので、トレードでの成績とイコールではないことはもちろん知っています。
あくまで私の主観ではありますが、スイングトレードはチャートを大きな局面(値幅)で見なければいけないため、リスクリワードは、1対1~3程度が目安だと考えています。
更にリスクリワード比を上げることも可能ではありますが、時間軸が長いスイングトレードでそれをやってしまうと、スイングトレードというより、ポジショントレードというスタイルになってきます。
一方、デイトレードの場合は、勝率を下げればリスクリワードで1対8とかも狙いにいくことも可能です。リスクリワードと勝率は密接な関係があるため、その分勝率は下がりますが、短時間足は長時間足に比べ、テクニカルが効きにくい特性があるので、勝てる時にガッツリ勝つということが重要になってきます。
時間足が短いデイトレは、スプレッドの影響もあるため、勝率を下げて(勝率3割ぐらい)でもホームラン(リスクリワード1対5~8以上)を狙いに行く方が勝ちやすいと考えています。
テクニカルが効きにくいデイトレはスイングよりもチャートを読み解く力が必要なのは言うまでも無いのですが、早く大金を稼ぐことを夢見ている初心者トレーダーはデイトレを好む傾向があります。一概には言えませんが、私は各スタイルの特徴を下記のように考えています。
- 勝率が高いけどリスクリワードが低いスイングトレード。
- 勝率が低いけどリスクリワードが高いデイトレトレード。
- 全く別の世界であるスキャルピングトレード
私は、自分自身で色々と経験した結果、サラリーマン(兼業)にはデイトレは向いていないと考えました。スキャルピングやデイトレードよりも先にスイングでの勝ち方を身につけるべきだと考えています。






スイングトレードは、トレンド(勢い)に乗るだけのため、瞬発力も要らないし、ゆっくり考えながらトレードできるのが最大のメリットだと思います。
トレードを行う時間足も「日足だけ」にすることをおススメしています。
これは短い時間足だとチャートが荒れるというより、チャートを見ながら色々考えてエントリーすることを考えると、トレード初心者の思考がチャートの進み方に追い付かないからということになります。
スイングトレードの基本は、トレンドの始まり(天底を点で狙うのではなく、トレンドの出始め)でエントリーして、トレンドの初動に乗るのが基本となります。もちろん、それは容易ではありません。経験と勉強が物をいう世界になります。
勝ててないトレーダーは、リスクリワードが1対1で勝率50%以上目指すところから始めると良いでしょう。
せめてコインの表裏よりも確率の高いトレードを出来る技術を身に付けようということです。簡単そうではないですか?
コインの表裏よりも高いトレード技術を身につけたら、リスクリワードを1対1.5にしたり、建玉操作(増玉操作や損切りライン変更等々)を学んだりすることで、自分自身に合ったトレードスタイルを構築できるようスキルを上げていきます。
リスクリワードを上げたり、建玉操作を使うトレード手法では、損小利大(打率は低くてもたまにホームランを打てる)とする必要性が出てきますので、自身のメンタルと合ったやり方を構築していくというポイントも大切になってきます。
スイングトレードにおける勝率を上げる方法とはなんでしょうか?
それは、「有効な水平線1本」を見極める力を身に付けるということです。
私は、重視されるであろう水平線を見極めることに全力を注いでいると言っても過言ではありません。
FXは、始めから大勝(大儲け)は望むべきでなく、長い時間かけて技術を磨き少しずつ強くなっていくものであるということを決して忘れないようにしてください。
情熱があればスキルは遅れてついてきます。
大事だから2度言います。スキルは情熱に遅れてついてきます。
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