普段から時間を取れないサラリーマン(=私)が、真っ先に副業として思いつくのが「投資(≒トレード)」ではないでしょうか。
労働時間を確保した副業が難しい、もしくは面倒だと考えている人の多くは投資では楽に稼げる、自分には稼げると思い、相場の世界に入ってきます。現実は厳しく、想像しているよりも儲けられないどころか、大きく損失を出して退場してしまう人がほとんどだとも言われています。
今回は、初心者が勝てない理由の重要なポイントである「トレードノート」について記事を書いていきたいと思います。
目次



突然ですが、あなたはFXのトレードに関する記録を取っていますでしょうか。
この記事を読んでいる多くの方は、そんなことをしていないと答えるような気がしています。
トレードの都度、記録を取るという行為は、非常に面倒なことかもしれません。日々、メインの仕事がある中で、その合間を縫ってFXをしているのにも関わらず、トレード結果を記録する時間があるはずないと主張されることも最もだと思います。
ですが、考えてみてください。
世の中のどのようなビジネス(最近ではスポーツ)でも、成果を出している人、企業は、情報分析に力を入れているということに異論は無いと思います。
もっと小さな領域で考えれば、普段の仕事や勉強でも、計画や実績(勉強ならテスト結果)をデータを蓄積して、評価されたり、自分で弱点を補ったり、得意な分野を知見を伸ばしたりしながら成長に繋げているはずです。
このように、FXや株などの投資に関すること以外の世界では、皆さんが当たり前に取り組まれていることが、なぜか「相場」の世界に入った瞬間に忘れ去られてしまうというわけです。
それは、相場の世界は「買う」「売る」の2つしかないから、そのような面倒な事をしなくても感覚で勝てるに違いないという、過信に満ちた幻想があるからではないでしょうか。
これはチャンスでもあります。
多くの人がやっていないトレードの記録を取って、分析するという行為を行うだけで、他のトレーダーとは別次元のレベルに到達することが可能だからです。
人間の記憶には限界がありますし、FX会社のトレード履歴が見れるからと言って自ら記録することを放棄すれば活きた情報にはなりません。ノートに手書きでも、エクセルに打ち込む形でも問題ありませんが、反省点、改善点を探すためにも自分でトレードした内容を記録することが大切になります。
勝てるようになるためには、この作業から逃げることはできません。






FX初心者の相談を受けている中で、日々のトレード回数が多く、とてもじゃないが全トレードの記録をすることはできないと言われる方もいますが、トレード記録をすることができない程トレードをしているということは、どんぶり勘定の事業を実行しているという何よりの証拠ではないでしょうか。
FXをビジネスとして取り組むことが稼ぐために重要なポイントであるわけですから、日々の銭勘定はしっかりしましょうというだけのことです。
商品がいくつ売れたか?を全く記録していない企業で、成功している企業を私は知りません。そんな企業は無いはずです。FXでも同じというだけです。
次に考えなくてはいけないのが、トレード回数に関することです。
FXをビジネスとして考えた場合に、収益単価について考える必要があります。
一般的に世の中にはバランスの法則が働いているため、高収益のものを厳選して取引するか、低収益のものを高頻度で取引することが収益の最大化を目指すうえで重要になります。もちろん、高収益で高頻度で取引できれば良いのですが、一時的にはあり得ても長期的にそのパフォーマンスを維持することは、現実的ではないと考えています。
少し抽象的な表現のため、馴染みやすい例で書いてみますと、価格の低い牛丼を数多く売るか、高級フレンチを少数の人に提供するかというような違いと捉えて貰えれば良いかなと思います。
これは、どちらが良いとか、優れているという問題ではなく、ビジネスモデルが違うから目指す方向性が違うということです。
話を戻しますと、FXを副業で始めようとする人は時間が無いわけです。であれば、低頻度で高収益を狙うスタイルを突き詰めた方が良さそうではないでしょうか。
このようにトレード回数を厳選することで、後から検証、分析が可能なトレード記録を蓄積することができます。
トレードだけに励んでいる多くのトレーダーが勝てないのは、ひとつ売るといくら利益が出るかも分からない商品をむやみに販売しているようなビジネスマンということです。
FXにおいて記録をするのが億劫になるほど、トレード数を重ねている初心者で勝てている人がいないのはこういう理由だからです。
今この記事を読んでいるあなたが、トレード経験が数年間も無く、優位性のある売買ルールも身に付けず、1日に10回も20回も取引してるのであれば、それは正しい学習の道ではありません。
いつまでも勝てない負け組トレーダーの道を進んでいるんだということを自覚した方が良いと思います。
FXでも他の物事と同じように基本を大切にすることで勝ち続けられるようになります。
私の辿り着いた経験からも、副業でFXに取り組むのであれば、まずは4時間足(おすすめは日足)以上の時間足でゆっくりとトレードをするべきです。
5分足や15分足等の短時間足で初心者がトレードをしても、正しくチャートを分析し、環境認識を行い、エントリーするということよりも、目先の損益に気が向いてしまい自分のトレードを振り返り分析が出来ないのです。



FXで稼ぎたいなら、PDCAサイクルをひたすら回していくしかありません。
学習の基本サイクルを思い出しましょう。
【PDCAサイクルを構成する4要素】
①PLAN(計画)
「Plan」は、目標を設定し、その目標を実現するための仮説を基に計画を立てます。実際に現実的な目標を設 定することが大切です。FXで言えば、過去チャートやフォレックステスター(FX向け過去検証ソフト)を使い、優位性のある売買ルールを仮説を立てるということになります。
②DO (実行)
「Do」では、計画を実行していきま。ただ、単に実行するのではなく、後々、結果を分析できるよう、実行内容を記録する必要があります。 個人の裁量による記録というよりは、数値化(定量化)可能な記録を中心にするのがベターだと言われています。
要は客観的な視点でも分析できるような記録を作るということです。これが、FXで言うところのトレードノートを作成する部分になります。
③CHECK(検証)
「Check」は、結果分析を行います。計画どおりの成果が生まれたのかどうかについて細かく確認を進めます。ここで、トレードノートにどれだけの情報を書くことができたか?が大切になってきます。
自らのトレードを振り返り、少しでも気になった点を突き詰めていく必要があります。ここで、改善ポイントの割り出しをしっかりと行えることが、次の「Action」に反映されます。
④ACTION(改善)
「Action」では、Checkでの分析により、明らかになった部分を改善し、今まで以上に良い成果が生まれるように対応を進めます。
FXでは、負けトレードの共通点を割り出したり、勝ちトレードの利益をもっと伸ばせないか?等自身のスキルを上げられることを考え、また新しい「Plan」に繋げていき、経験を重ねるごとに強いトレーダーを目指していきます。
私は自分の感覚よりもトレード記録を重視して日々勝負しています。
PDCAサイクルを使って、自分の手法の優位性(手法を繰り返すことで、資金が増えていく割合)があることをしっかりと研究しましょう。
では実際に私がどのようなトレードデータを記録しているか解説します。これは検証トレードでもリアルトレードでも同様です。
- トレード実施日時(エントリー日時、イグジット日時)
- 通貨ペア
- 買いor売り
- 使用した手法タイプを記載(私は3つの手法を運用しています)
- エントリー判断したローソク足のボラティリティ(値幅)
- エントリー判断したローソク足のヒゲのボラティリティ
- エントリー判断したローソク足の実体のボラティリティ
- エントリー判断したローソク足のヒゲと実体の割合
- エントリー判断した前日のローソク足の終値
- 勝敗
- 仮定リスクリワード(最大効率のリスクリワードを後から追記)
- 前回安値&高値からの価格の変動幅
- 他にも少しでもヒントになる内容を記録します
記録する項目数もトレード経験が増えていくにつれ、新しいことに気が付くので比例して増えていきます。
今の私は、1トレードで20項目以上のデータを記録管理しています。
このようにトレードの細かい記録を貯めていくことで、自分の手法を磨いていくヒントを集め、改善できるポイントを探すことが可能になるわけです。
FXで勝つために重要ポイントはいくつもありますが、トレードノートを作るということは、重要度から考えても上位に位置しています。読んで終わりではなく、是非、実際に記録を取る行動に移してみましょう。






私のように何年間も正確にトレードノートで記録していると、トレードノートに嘘偽りないデータを記録すること自体に喜びを見出すようになります。もちろん、FXではお金を稼ぐことが目的なのですが、それでも、このような気持ちが生まれてくるものです。
お金を稼ぐことよりも、自分の技術を向上させるために、トレードノートをしっかりと作成することが大切であり、目先の勝ち負けよりも記録をしっかりと取り続けることが自分にとって何よりも優先するべきことだと認識できる状態になります。
これが結果的に、トレードスキルを向上させることに役立つだけでなく、ポジポジ病やルール外で利確したり損切りしたりすることを防止する役目も担います。
メンタルによるトレードへの悪い影響を除外し、記録をベースにした取引ルールにのみ自分の判断を委ねることができれば、淡々とトレードと向き合え、結果として勝てるようになるということです。
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